明石公園は「日本の都市公園100選」・「さくらの名所100選の地」・「日本100名城」・「日本の歴史公園100選」に選ばれており、公園全体として高い評価を受けています。
また、全国に12しかない三層櫓のうち、坤(ひつじさる)櫓と巽(たつみ)櫓という2つの櫓があることや、東西380mに及ぶ全国有数の石垣、宮本武蔵ゆかりの庭園など、有名なスポットが数多く存在します。
しかし、これまでに口コミ等で寄せられた魅力的なポイントとして、知る人ぞ知る名所が存在します。
ご家族で、お友達と、そしてお散歩にデートに最適な【幸せスポットコース】と【青天を仰ぐ木】が鑑賞できる【こもれびの小径】をご紹介します。
令和2(2020)年11月1日(2人でいい日)に、明石公園の密かな魅力をつなぐ「幸せスポット巡りコース」を公開しました。
藤見池前のベンチ。
晴れた日にふたつの櫓が池に映る姿は圧巻です。
明石公園の坤(ひつじさる)櫓(やぐら)、巽(たつみ)櫓(やぐら)は、1619年の築城当初から現存する三層櫓で、国の指定重要文化財です。
三層櫓が2つ並んでいる様子は全国的にも希少。
池の水面に映る2つの櫓の姿を含め、4基の三層櫓が同時に見られるのは、明石公園だけ。
ふたつの櫓が連なる姿は、人と人との距離が制限され関係性が希薄になる今、力強い心のつながりを現す姿として改めて注目を集めています。
絆を感じる縁起のいい景観が、水面に映し出されて幸せ気分倍増。
通常通らない場所にあるため、穴場です。
【武蔵蔵の庭園】の東側にある【連理(れんり)のクスノキ】。
枝と枝がつながった大変珍しい樹木を「連理(れんり)の木」と呼びます。
二つの幹が途中で繋がるのは吉兆とされ、大変希少です。
仲睦まじいい様相から、縁結び・夫婦円満の象徴。
また、子宝や子授けにも御利益があるとされています。
穴を挟んで両側に立ち、向こう側とこちら側から手をつないでみたり。
穴からひょっこり顔を出すのも◎
クスノキが造り出す環の空間で、絆を確かめ合って下さいね。
幸せ巡り最大難所のハートストーンスポット。
近年、観光地には人工的に造られたハートストーンも多いのですが、、、
明石公園のハートは、地衣類(菌類と藻類とが共生して一体となっている植物)によって自然に作り出されています。
偶発的に生育したとは思えないほど、見事なハート型。
自然の神秘を感じます。
気になるその場所は…?
巽櫓へと昇る東側階段の中腹付近、石垣とは逆の海側の足元にあります。
本丸エリアへ登られる途中に、ひと休みしながら「ハートを探せ」にぜひ挑戦してみてください。
桜堀の入口付近、桜の幹のくぼみからモミジが生育している珍しい様子を見ることができます。
くぼみに落ち葉が重なり、蓄積され土になり、そこへ偶然モミジの種が飛んできて根付く。
植物が織りなすドラマチックなスポットです。
春の桜と、秋の紅葉(モミジ)。
相反する魅力で私たちを魅了する、春と秋の代表樹木です。
イメージの異なる二種の樹木が、一緒に仲良く寄り添う姿。
また、桜にモミジがそっと抱きかかえられているようにも見えるので、とてもロマンチックです。
園内最大の池である、剛ノ池。
四季を問わず、色々な水鳥が見られる野鳥の宝庫です。
冬になるとシベリアなどから、カモやユリカモメが渡ってきます。
ユリカモメは人懐こく、売店で販売しているエサをあげると、すぐに飛んでやってきます。
飛んでいるユリカモメに囲まれると、まるで祝福を受けているかのような幸せな気分になることでしょう。
水鳥の祝福を受けた後は、ぜひボートにも乗って二人の距離を縮めてくださいね。
令和3(2021)年5月16日(ごがついろ の 日)に、「青天を仰ぐ木」解禁しました。
閉塞感のある今だからこそ、仰ぎ見る空に希望を抱きたい。
【青天を仰ぐ木】は、気持ちをスッと正し、空を衝き見上げられるスポットです。
激動の幕末時代をみずみずしく描いた、2021年現在放送中のNHK大河ドラマ『青天を衝け』から命名しました。
高さ約3mにも及ぶ、空洞化したヤマモモの古木。
大人1人分ほどの空間から、光差す青天を仰ぐことができます。
古木のため、木肌が大変剥がれ落ちやすくなっております。
柵の中へ入られる際は、木肌には触れず、傷めないよう ご配慮をお願いします。
柵内にはお1人様ずつお入り下さい。
新型コロナウィルス感染防止のため、古株の中(内側)に入り込まないで下さい。
古木外側の切れ目より、覗き上げる姿勢にてご覧ください。
「青天を仰ぐ木」を通る、ぐお散歩コース「こもれびの小径」も開通しました。
幸せスポット「♥№4♥桜に抱かれたモミジ」のある桜掘より、少し坂を上がり、喜春橋を渡ります。
渡ってすぐ左手にある階段を上り
※手前に目印看板がございます。
小径をのんびり進みます。
途中階段を上ったら、少し下ります。
気持ちの良い道が続きます。
緑豊かな中を進むと、右手に「青天を仰ぐ木」が見えてきます。
「青天を仰ぐ木」を鑑賞後、道に沿ってすすみ、下ります。
竹製の柵が見えたら、そこを左へ
道が清々しく広がり、剛ノ池へ抜けていきます。
剛ノ池へ出る直前にも看板がございますので、こちらから入って喜春橋へ抜ける逆コースも◎
「♥№5♥水鳥たちの祝福」の後、パークハウスを通り過ぎた先の目印看板に沿ってお進みください。
キラキラとこもれびが降り注ぐ、癒しのコース。
大切な方と巡る「幸せスポット巡りコース」と合わせて、お二人で、ご家族で、お友達同士で
素晴らしい体験となりますよう。